ママ友の中では嫉妬や妬みは日常茶飯事です。ママ友同志の子供に対しても嫉妬や妬みがある場合が多いようです。

それでは、それらはどのような感情でしょうか?

また子供への嫉妬や妬みは、どのような場合に起きるのでしょうか?

簡単に説明していきます。

嫉妬と妬みの違いとは?

嫉妬と妬みは似ているようですが、意味は違います。嫉妬とは自分が持っているものを、人にとられてしまうかもしれないという不安の感情のことです。

ママ友に置き換えると、例えば、自分の子供が学習塾に通っていて、いい先生に巡り合ったのに、何かのきっかけで自分のママ友の子供にその先生を取られてしまいそうになることを言います。

この場合、やっといい先生に巡り合えたと思っていたのに、自分の先生ではなくなってしまうのではないかという気持ちが芽生えます。これが嫉妬です。

他には子供がスイミングスクールに通っていて上達してきたのに、自分の子供を見て練習したママ友の子供のほうが、上手になっていく場合があります。

自分の子供に手取り足取り教えて上達してきたのに、ママ友の子供にあっさりと盗み真似されて、先に上達されてしまうこともあります。この感情も嫉妬です。

一方で妬みは、人が持っていて自分が持っていないものを奪いたいという感情です。

先ほどの学習塾を例にすると、自分の子供はいい先生に巡り合っていないのに、他のママ友の子供がいい先生がついたときに、あの先生が自分の子供についたらいいのにという感情になります。これが妬みです。

人が持っていて、自分が持っていないので欲しくなる感情です。

嫉妬は、自分にとって大切なものは何か気づき、それを失わないように気を引き締めるので、現状維持をしようとする力になります。

一方で妬みは、自分の欲しいものが何か分かり、それを得るための向上心に繋がります。元々はこの2つの感情は生物としての人間が、生きながらえるためには大切な感情だったようです。

ポイント

嫉妬や妬みは悪い感情だと思われがちですが、嫉妬は現状維持しようとする力になり、妬みは向上心が起きるので、どちらもよい方向にもっていきたいものです。

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嫉妬や妬みの感情をよい方向に転換するには?

ママ友同志の嫉妬や妬みの感情から、悪口や無視や仲間外れやいじめが発生すると、それをぶつけられる側にとっては辛い体験になってしまいます。

しかし、嫉妬と妬みは往々にしてそれを抱く側も苦しい思いをしているものです。

最近の研究では妬みには「良性妬み」と「悪性妬み」があるそうです。

良性妬みとは、妬ましい人が刺激になって頑張れる感情のことです。一方で悪性妬みとは、刺激になりすぎてへこんでしまう感情のことです。

妬みを良性妬みにするためには、次のことが重要です。

  • 妬みを自覚する。
  • 真似をしない。
  • 自分なりの目標を設定する。

ママ友に対しての羨みの感情が、自分の中にあることを自覚したら、それは嫉妬なのか妬みなのか、また妬みなら良性なのか悪性なのかなどを分析することです。そして良性にしていくことを常日頃から心がけたいものです。

体験談/学芸会でよい役をもらったために

ママ友①

自分の子供が学芸会で衣装のかわいい目立つ役をやってから、怖いママ友たちに目を付けられています。

私が先生たちに、よくお菓子の差し入れをして、ご機嫌をとったから良い役をもらえたと言っているようです。

私はそんな事をしていませんが、嘘の噂話を流して人を傷つけて喜んでいる人たちに抗議するのもバカらしいので、その人たちにはいつかはバチが当たると思うようにしています。(30代、幼稚園児のママ)

ポイント

自分の感情を分析して、良性妬みにもっていけるようにママ友同志が心がけると、自然とママ友同志の悪口や無視、仲間外れがなくなるものです。