いじめや無視などのママ友トラブルが起きると、頭の中はトラブルのことでいっぱいになり、生きているのが辛いと思われるママも多いことかと思います。
それでは、ママ友からのいじめや無視などのトラブルを乗り越える方法はあるのでしょうか?
簡単に説明していきます。
苦しくても前進してみる
いつまでたってもママ友からいじめや無視が続いていたり、ママ友の態度が変わらなかったりした事はありませんか?
また話し合おうと思っても、取り付く島がなかったり、ママ友との関係が修復できないと感じたら、苦しくても前に進む努力をすることが必要です。
いじめや無視などのママ友とのトラブルが起きると、頭の中はトラブルのことでいっぱいになり、家事も育児もやる気がなくなって、生きているのが辛いと思われるママも多いことかと思います。
今はいじめや無視をされているママ友しか見えないかもしれませんが、ママ友との世界があなたの生きている世界の全てでは無いはずです。
あなたのことを大切に思ってくれるご家族や、会えばあっという間に学生時代に戻れるお友達、悩みを聞いてくれる社会人になってからの仕事仲間など、あなたを力づけてくださる方はいらっしゃるはずです。
もしそのような人はいないと思われる方は、これから知り合うこともできるのです。
しかも、あなたが今、幼稚園や保育園でいじめや無視などのママ友トラブルに悩まされているとしても、子供が小学校に入り、一人で学校に行くようになり、ママと一緒でなくても友達と遊びれるようになれば、ママ友とのお付き合いは激減します。
あなただけでなく、ママ友たちも自由に使える時間が増え、ライフスタイルが変わるので、自ずとお付き合いの仕方も変わっていくはずです。
また幼稚園や保育園に入る前の子供を持つママや、小学生の子供を持つママであっても、今のいじめや無視をされ続けている辛い状態は、ずっと今のままではなく、周囲の環境は刻々と変化していくのです。
そうは言っても、今の苦しさから一日でも早く逃れたいというママは、次に挙げる7つの方法を試してみてはいかがでしょうか。
- 子供との時間を大切にする。
- 相手のママ友の言動を気にしない。
- 他にママ友を作る。
- 働きに出る・ボランティア活動をする・スポーツや習い事をする・資格を取る。
- 小さなことでも継続的にやってみる。
- マイナスのものの捉え方をプラスに変える。
- 悩みを誰かに聞いてもらう。
次の章では、上記に挙げたそれぞれについて具体的に説明していきます。
ポイント
ママ友からのいじめや無視などのトラブルは、ずっと続くわけではありません。
子供との時間を大切にする
保育園・幼稚園の時代が終わり、小学校に入ると子供は少しずつ親から離れて友達と遊ぶようになります。
個人差はあるでしょうが、ママに甘えてくるのも、まとわりつくのもせいぜい小学校低学年までです。
いじめや無視などのママ友トラブルからの辛い時期を逆手にとって、いつかは離れていく子供と濃密で充実した時間を過ごして置かれるのも良い方法だと思います。
体験談/子供との時間を楽しむ

私は社交的ではないので、ママ友がいませんでした。
私のせいで子供が他の家に誘ってもらえないのが可哀想だったので、真剣に子供と向き合いました。絵本を読んであげたり、公園で一緒に遊んだり、子供との時間を思いっきり楽しんでいました。
そのせいか、小学生になった子供は今でも、私のことを大好きと言ってくれて、言葉が豊かな子供に育っています。(30代、小学生のママ)
ポイント
ママ友とのトラブルがあろうと、子供との時間を大切にし、充実した時間を過ごされることも大事です。
相手のママ友の言動を気にしない
心理学では相手の人が不快に感じる言葉を投げかける人は、その人自身がストレスを抱えていることが多いと言われています。
それはママ友との関係にも言えることです。
もし、ママ友がこちらが不快に感じるような言葉を投げかけるような人であれば、そのママ友はストレスを抱えていて自分のストレスをあなたで晴らそうとしているのかもしれません。
そのような人の言動に振り回され、時間やエネルギーを使うのはもったいないことです。貴重な時間は、楽しいことや自分を高めることに使うように心がけてください。
嫌なことは、できるだけ早く忘れることができるように頭を切り替える訓練をすることが大事です。
どんなに素晴らしい人でも、すべての人に好かれるのは不可能です。誰にでも好き嫌いがあって、欠点がなさそうに見える人のことさえ嫌いな人がいるものです。
人に嫌われないように神経をすり減らすよりも、大切な人たちを大事にし、大切な人たちと時間を楽しく過ごしたいものです。
体験談/いじめ好きなママたちと同じレベルにはならない

子供が幼稚園の頃、私はいじめが好きなママたちのターゲットになってしまい、いじめを受けていました。
でも自分は悪くないと思っていたので挨拶だけはきちんとして、相手と同じレベルにだけはならないように頑張りました。
おかげでちょっとやそっとのことでは落ち込まないようになりました。(30代、小学生のママ)
体験談/良識のあるママと話をする

数人の幼稚園のママたちに無視をされています。悪口も耳に入ってきますが、そんなママだけではなく、良識のあるママもいるので、そのママたちと話をしています。
無視をするようなママたちは、人として問題があると思うので、友達になりたいとは思いません。(20代、幼稚園児のママ)
ポイント
トラブルがあったママ友の言動を気にすることなく、貴重な時間を大切な人達と楽しく過ごす方法もあります。
他にママ友を作る
たとえ苦手なママ友がいても、いじめや無視をされ続けていたとしても、他に1人でも気の合うママ友がいれば少しは気が晴れるものです。
子供同士も仲良くなれば、ママ友トラブルがあるがために子供同士が遊べないという負い目や、子供に申し訳ないと言う悩みも軽減します。
今のママ友とトラブル中なので、他のママ友が欲しいと思っておられるのであれば、誰とも深く関わらない一匹狼風のママを探すことです。
そうすれば、一定の距離を置いたお付き合いができる可能性が高いのです。
体験談/どのグループにも入っていないママに声をかける

私の何が悪かったのかわかりませんが、仲良しグループのママたちからいじめにあい、無視され続けました。
寂しかったので、どのグループにも入っていないママに声を掛け、親しくなりました。
私たちのことを以前のグループのママたちは嫌な目で見ていましたが、だんだん私たちの仲間が増え、今では私をいじめや無視していたグループと同じぐらいの人数になりました。(20代、幼稚園児のママ)
ポイント
トラブル中のママ友は置いておいて、他のママ友を探し、お付き合いすることで気が晴れるものです。
働きに出る・ボランティア活動をする・スポーツや習い事をする・資格を取る
気分を一新するためには、働きに出るのも良い方法です。働きたくても働き口がない、子供のお迎えに間に合わないと思う方は、パートでもアルバイトでも良いのです。
ママ友との世界以外に居場所があれば、心に余裕ができます。仕事があれば張り合いにもなります。子育ての先輩などとの新たな出会いもあるかもしれません。
先輩たちにママ友から受けたいじめや無視などのトラブルを聞いてもらうだけでもストレスは軽減されるものです。
また仕事を持たなくても、地域のボランティア活動やボランティア活動とまではいかなくても、スポーツをしたり習い事をするなどで、ささやかな喜びを感じることができると思います。
トラブルを乗り越えるには考え方1つ
心の病で苦しんでいる子供たちを救うため、日夜、様々な活動を行っている人がいます。その人は苦しみから抜け出す方法として、人のために何かをすることを勧めておられます。
人に何かをしてあげたことによって、「ありがとう」と言われるその一言が、生きる希望につながることもあるのだそうです。
心理学では人を助けることによって自分の人生に意味や価値を見出し、自分に対する自己評価を高めることができると言われています。
自分を必要とし、感謝してくれる人がいることが大きな喜びとなり、いじめや無視などのママ友トラブルも低次元の出来事と思えるようになり、乗り越えられるわけです。
またスポーツや習い事等を始めるのも良いでしょう。共通の趣味を持つ人たちとのお付き合いが始まったり、何かに没頭していけば、その瞬間は嫌なことを忘れていられるものです。
なぜなら、多くの人が2つのことを同時に考えることができないからです。
また、ママ友たちと過ごしていた時間を資格や技術の習得のために使えば、子供に手がかからなくなったときに進める道の選択肢が広がるかもしれません。
ママ友との関係について悩む辛い時間も、考え方1つで楽しく建設的な時間に変えられ、そのトラブルさえ乗り越えられるものです。
とりわけ、小さい子どもがいると行動範囲が狭まり、ママ友との世界が自分の生きている世界のすべてのような錯覚に陥りやすいものです。
しかし、他に逃げ場があれば、例え、ママ友の世界でいじめや無視などのトラブルが起こっても、その世界だけに執着しないで済むのです。
仕事やボランティア活動など、ママ友と全く関わりのない場所は、精神の安定に大きな役割を果たしてくれるはずです。
体験談/働くことが息抜きに

ママ友とのお付き合いや、いじめや無視などのトラブルが面倒なので、ママ友と付き合わないでも済むように働き出しました。
動物が昔から大好きなので、アルバイトを募集していたペットショップに応募しました。週4日数時間のアルバイトですが、ママ友たちといるよりも可愛い子犬のケージを掃除したり、餌を作っている方がずっと楽しいです。
たぶん悪口は言われているのでしょうが、働きだしたといえば、ママ友と付き合わずに済むので、トラブルにも合うことがなく、良い口実になりました。(20代、幼稚園児のママ)
体験談/ボランティアでやりがいを感じる

私の住んでいる地域には、ファミリーサポートという制度があり、時間のあるときに地域の人のためのお手伝いをすると、自分も何か手助けが必要なときに頼むことができます。
私はお年寄りのお宅のお掃除やお買い物のお手伝いをしています。
最初はママ友とのいじめや無視などのトラブルから逃げたいという思いで始めましたが、お年寄りがとても喜んでくださるので、今ではやりがいを感じるようになりました。(20代、幼稚園児のママ)
体験談/ヨガでストレス発散

ママ友たちとの間でいじめや無視などのトラブルがあると、子供や夫に八つ当たりしてしまいます。
そんな自分が嫌なので、嫌なママたちとの付き合いはすぐに終わるからと自分に言い聞かせて、昔からの友人とヨガをしてストレスを発散しています。
ヨガをしている間は嫌なことを忘れていられるので、これからも続けます。(30代、幼稚園児のママ)
体験談/キッチン教室

私の子供は自己主張が強いせいか、ママたちから避けられているように感じます。毎日暗い気持ちで過ごしていましたが、これではダメだと思い、キッチン教室に通い出しました。
そこには中学生の子供がいるママやおばあちゃんも通っていて、私が1番年下です。子供のことを相談すると、「今に変わるから大丈夫」と言ってくれます。その一言ですごく励まされています。(30代、幼稚園児のママ)
体験談/将来役に立つことを学ぶ

ママ友とのいじめや無視で悩むのが苦しくなって、何か自分が一生懸命になれることがないか、どうせなら将来役に立つことをしようと決めました。
いろいろ考えているうちに、以前習っていたお茶を海外の人に教えられるようになりたいと思い、英語でお茶を教えてくれる教室に通い出しました。
目標ができると、ママ友トラブルのことが前ほど気にならなくなってきました。これならママ友とのトラブルも乗り越えられるのではないかと思えてきました。
無視したいならすればいいじゃないと強気になっています。(30代、幼稚園児のママ)
ポイント
ママ友との世界以外に居場所があれば、嫌なことも忘れられますし、第三者に悩みを相談するだけでストレスは軽減され、精神的に安定します。
小さな事でも継続的にやってみる
そんなにハードに努力するのは性に合わないという方は、自分の好きな分野、例えば料理や読書、家の片付け、ダイエットなど、昨日の自分より今日の自分が少しでも向上できたと実感できるような目標を立てて、少しずつでも継続してやってみる方法もあります。
例えば、1週間に3品、新しい料理に挑戦するとか、1ヶ月で2キロ痩せるとか目標を立てれば張り合いができ、達成できれば自信につながります。毎日少しでも決まったことをすると、生活にリズムが付き、気持ちも上向きになるものです。
体験談/家庭菜園に挑戦

私が挨拶をしても無視をするママがいるので、落ち込むこともあるのですが、毎日そのことばかり考えていることに疲れたので、そんな悩みを乗り越えるために大好きな家庭菜園を始めました。
狭い庭ですが、今はどうすれば美味しくて安全な野菜を作れるかなどを本やネットで勉強しながらやっています。
熱中しているときは楽しくて、些細なママ友トラブルなんて乗り越えることができたと感じています。少し気持ちが明るくなりました。(20代、幼稚園児のママ)
ポイント
趣味など自分の好きなことを毎日少しずつやれば、気持ちが上向きになり、ストレスも軽減されていきます。
マイナスのものの捉え方をプラスに変える
人は同じ出来事や状況にあっても捉え方は様々です。コップに水が半分入っているのを見て、「まだ半分ある」と思う人と、「あと半分しかない」と思う人がいるのがその例です。
まだ半分あると思えば心強いし、あと半分しかないと思えば不安になるように、心理学では、物の捉え方が楽観的だと楽観的な感情や行動につながり、悲観的だと悲観的な感情や行動につながると言われています。
そんなことはわかっているけれど、簡単に変えられないから苦労していると思われる方もいるでしょう。
しかしアメリカの心理学者の第一人者であるマーティン・セリグマン博士は、長年の研究で、悲観主義は固定したものでも、変えられないものでもない。
悲観主義の支配から逃れて、必要な時に楽観主義を使いこなす方法を身につけられる。身に付けるのは簡単ではないが、マスターすることはできると述べられています。
そして心理学では、楽観主義になるための方法の1つとして、物の捉え方を変える方法があると考えられています。
物の捉え方を変えることで、感情や行動を変化させるという方法は、病気の治療としてだけではなく、「私は心が弱い」「人の目が気になる」「小さな事でも悩み続ける」とおっしゃるママたちにも試していただける方法です。
辛い状況をプラスに変えると、その先は?
物の捉え方をマイナスからプラスに変えるという事は、例えば、あなたが幼稚園のママ友たちにいじめや無視をされ、辛い毎日を送っているとします。
こういったママ友からのトラブルの状況を変えようとして出来る限りのことをしてみたけれど、状況が変わらないとしたら、その辛い状況をプラスに捉えるとどうなるかを考えてみるのです。
例えば、次のことを考えてみてください。
- ママ友は他でも作ることができる。
- 幼稚園の送迎は小学校に入学するまでのこと。
- いじめや無視をするようなママ友たちから好かれなくても良い。
- ママ友と過ごさなくてもよくなった時間を自分磨きに使える。
- この苦しさに耐えればもっと強くなれる。
このようなことは最初は難しいかもしれませんが、努力次第で物の捉え方を変えることができるようになります。
例えば、30代女性の話です。その方は、ママ友からいじめや無視を受けると、そのことしか考えられなくなり、ただ時が過ぎて苦しみが和らぐのを待つしかなかった方です。
すぐにそれらのトラブルを乗り越えられるとは考えられなかった方です。しかしマイナスの捉え方をプラスに変える方法も試すようになられてから、嫌な気持ちでいる時間がだんだん短くなってきたそうです。
だからといって、嫌なことを全く考えなくなる訳では無いそうですが、ご自分でも効果があることを実感されておられるので、マイナスの考え方が浮かんでくると、すぐプラスに変える作業を繰り返しているそうです。
最近ではマイナスをプラスに変えるとどうなるかを考えることが楽しくなったとおっしゃっています。
何か嫌なことがあっても、自分の力で乗り越えることができたという体験を1つでも多く重ねることによって、人は少しずつ乗り越えることができるようになってくるものです。
とは言え、すごくつらいことがあった場合には、それを全て押し殺してしまうと、後々心身に悪影響を与えることもあります。
胸が張り裂けそうな辛い時は、泣いたり、叫んだり、怒ったり、負の感情を吐き出すことも大事です。
セルフトークをマイナスからプラスに変える
私たちが普段の生活の中で自分を励ましたり、奮い立たせるために、「大丈夫」とか「頑張ろう」と心の中でつぶやいていることがあります。
これをセルフトークといいますが、セルフトークも私たちの感情や行動に影響を与えます。
昔から言霊という言葉があるように、言葉には大きな力があります。一流アスリートの方の中には、マイナスの言葉や弱気な発言をできるだけ口にしないように努めておられる方が多いです。
言葉に出してしまうと、その言葉に引きずられ、悲観的な感情になり、良いパフォーマンスができなくなることを身をもって体験しておられるからです。
心が弱いという方は、無意識のうちに自滅的なセルフトークをしており、そのために自らの手で望ましくない結果を招いているともいえるのです。
例えば、ママ友からいじめや無視を受けたとき、「もうダメだ」「何もする気になれない」とマイナスの言葉を発すれば力がなくなりますが、そんなトラブルの時こそ、「私は大丈夫」「絶対に負けない」とプラスの言葉を発すれば力が湧いて、トラブルを乗り越えることができるものです。
そんな訳がないと思われる方もおられるでしょうが、人は下を向かずに上を向いて歩くだけでも、気持ちが少し上向きになると言われています。
辛い時に「絶対に負けない」と自分で自分を言い聞かせているうちに、力が湧いてきてトラブルを乗り越えることができるものなのです。
日頃から「大丈夫」とか「気にしない」など、何かあったときに自分を落ち着かせたり、励ますような短い言葉を用意しておかれると良いでしょう。
ほんの小さな取り組みかもしれませんが、ご自分が出来るすべてのことを総動員して、今日よりも明日、明日よりも明後日と、より前向きな自分を目指して進んでいただきたいと考えます。
ポイント
マイナス思考からプラス思考に変えるだけで、自分や周りの状況が変わっていき、気分も上向きになり、ママ友トラブルに対して少しずつ乗り越えることができるようになります。
悩みを誰かに聞いてもらう
小さな子供の場合は、いじめられた時に先生や親や相手の親に言いつけて、相手の子供に注意をしてもらうことができますが、ママ友の場合は、いじめや無視などのトラブルで仲裁をしてくれる人はなかなかいないものです。
いじめや無視などのママ友トラブルに耐えられないと思ったら、ご自分の胸だけにしまって心身共につぶれてしまわないように、ご家族や信頼のできる方に相談された方が良いかもしれません。
ただし、相談相手にママ友を選ぶ場合は、相手のママ友とどこでどうつながっているかわかりませんから、注意が必要です。
たとえ適切なアドバイスを頂けなくても、ママ友トラブルの辛い気持ちを吐き出すだけで、ストレスが少しは軽減されるものです。
しかしトラブルが深刻化して、複数のママたちにいじめや無視をされ続けたりすると、多くのママたちはそのことを誰にも話すことができずにいます。
1対1のトラブルであれば、家族や友達に話せても、複数のママたちが相手となると、自分に非がある、自分は嫌われ者であるという印象を与えてしまいかねないため、苦しくても誰にも相談できないママが多いのです。
人は1人で考えていると悲観的になってしまうものですが、他人に話しているうちに、違った視点があることに気づかされることもあります。他人に返事を求めることは決して恥ずかしいことではありません。
周囲の人には話したくないと思われるのでしたら、勇気を出して公共あるいはNPOなどが行っている相談所やカウンセラーなどの専門家を訪れるのも1つの方法です。
パパは話を聞いてくれるか?
ママ友トラブルの悩みは、パパに聞いていただければそれに越した事はありません。パパであれば、本音で話しても他人に漏れることを心配する必要はないからです。
しかし、ママたちの中には、パパが話を聞いてくれないというご不満をお持ちの方がとても多いです。
パパにしてみれば、仕事から疲れて帰ってきてまで、妻の愚痴を聞きたくない、家族のために遅くまで働いていたのだから少しは休ませてくれてもいいじゃないかと思われていることでしょう。
しかし多くのママたちは、パパに時間がないのなら育児を手伝ってとは言わないから、せめて子供に関する心配事や不安やイライラを共有して欲しいと思われていると思います。
ママはパパが一緒に子育てをしてくれているという安心感が欲しいのです。いじめや無視などのママ友トラブルが深刻なものでなければ、パパに話を聞いてもらうだけでも少しは気が晴れるものです。
またパパと子育てに関して、共通の価値観を持っているという実感がママにあれば、ママ友から子育てや子供に関して、少々きつい言葉を投げかけられたり、嫌味を言われたとしても、深く思い悩む事はなくなるのです。
しかしママからママ友に関するいじめや無視などのトラブルの話を聞いても、ママ友の陰湿な世界を知らないパパは、「気のせいじゃないの」とか「気にしなければいいじゃない」と軽く受け流してしまうため、ママはパパに対してもストレスを溜めていくことになってしまいます。
深刻なトラブルでなければ、ママはパパにアドバイスを求めているわけではなく、「それは大変だったね」「頑張ってるね」と受け止めてほしいだけなのです。
パパの中には自分にだってストレスはあるのに、不公平だと思われる方もおられるでしょう。
ママのストレスが軽減され、穏やかな気持ちで子育てや家事をすることができれば、回りまわってパパにもご利益があるかもしれないのです。
男性が理解できない女の友情は次の3点だと言われています。
- 親友の悪口を言う。
- 一度激しい喧嘩をすると、その後絶対に仲直りしない。
- 他人の噂話や悪口で盛り上がれる。
当然のことながら、男性といっても個人差があるので、いじめや無視などのママ友トラブルに関するママの話にあまり関心を示さず、ママが真剣に訴えても「気のせいじゃないの」と受け流してしまうパパが多いのも納得できるような気がします。
パパたちはママたちが「ママ友の噂話や悪口で盛り上がれる」こと自体、理解できないと思います。そうは言っても、パパたちは上司の「噂話や悪口では盛り上がれる」のでは、というママたちの声も聞こえます。
ポイント
ママ友トラブルの悩みを誰かに聞いてもらうだけで、ストレスが軽減され、違った視点があることに気づかされます。決して恥ずかしいことではありません。