ボスママとは、リーダーシップを発揮し、ママ友に信頼され尊敬されている方もいれば、反対にママ友に恐れられ弊害をもたらしている方もおられます。
それでは、そのボスママの特徴とは何でしょうか?
また、ボスママの取り巻きはどのようなママのことでしょうか?
特徴を簡単に説明していきます。
ボスママの特徴とは
ママ友トラブルを語る上で必ず出てくるのが、ボスママです。
ボスママといっても、リーダーシップを発揮し、ママ友たちに信頼され尊敬されているボスママもいます。しかし、反対にママ友に恐れられて弊害をもたらしているボスママもおられます。
弊害をもたらすボスママには、次のような特徴があるようです。
ボスママの特徴
- 自分より目立つママ、魅力的なママ、生活レベルが高いママは気に食わない。
- 噂話や悪口が大好きで、ときには無視、仲間はずれ、いじめを先導する特徴がある。
- 自分の意見だけが正しいと思い、人の意見は聞かず、自分の意見を通そうとする。
- 視野が狭く、自分の考え方や価値観や好みに合わないママを攻撃する特徴がある。
- 仕切り屋で、目立ちたがり屋。
- 自分は他のママ友に頼りにされ、慕われていると思っている。
- 自分の子供より優秀だったり、運動神経や容姿が良かったり、人気がある子供は許せない。
- 普段は温厚な話し方をしていても、いざと言う時の口調がきつく高圧的なので、他のママ友は萎縮してしまう。
- 冗談を言っていても、目は笑っていない。
- 夫に財力があったり、地位や学歴が高かったり、子供が優秀だったとしても、自分自身にはさほど誇れるものはない。
- 自分の子供中心にしか考えられないので、自分の子供と揉め事を起こした子供とママを敵視するが、自分の子供が他の子供に危害を加えてもあまり気にしない特徴がある。
ポイント
ボスママの特徴はさまざまですが、自己中心的な人が多いように感じます。
ボスママ誕生の経緯
ボスママ像は、程度の差こそありますが、「こういう人いるよね」と多くの方が思われるような身近な存在が特徴です。
多くのママたちの情報を考え合わせると、ボスママ誕生には、次のような特徴があると思われます。ボスママも最初から権力を握っていた訳では無いようです。
最初は、リーダーシップがあり、決断力や行動が早いので、周りのママたちが頼りにして従っているうちに、ボスママは力をつけていきます。
そうした中で、周囲のママ友たちは、ボスママを敵に回すことを恐れ、ご機嫌をとるようになります。
すると、ボスママはそのおだてを真に受け、周囲のママ友たちが自分についてくるのは、自分の能力や魅力や人柄に惹かれているからだと勘違いしていきます。
そうしているうちに、さらに権力を増していくというパターンが多いようです。
そして周囲のママ友たちが、ボスママから離れられないのは、離れれば自分や子供が標的になってしまうかもしれないという恐怖心があるからかもしれません。
ポイント
周りにママ友が集まってくるので、自分の能力や人柄が魅力的に違いないと勘違いして、ボスママになった人も多いと思われます。
ボスママの正体
しかし周囲の弊害となっているボスママは、自信に溢れているように見えても、本当の自信があったり、幸せを感じているわけではないのかもしれません。
本当に自信がある人や、現状に満足し幸せを感じている人は、他人を尊重することができます。また他人や起こった出来事に対して、寛容になれるはずです。
ボスママは、人を攻撃する強い人と見られがちなのが特徴です。しかし、実際は打たれ弱い人であることも多いようです。
見るからに攻撃的で強そうに見える人は、自分が人から意見をされたり、反論されたりすることに慣れていないため、相手に強く出られると傷つく特徴があります。
また、落ち込んだりしやすく、自分の弱さを隠すために強く振る舞っている場合もあります。
したがって、1人のママではボスママに立ち向かうことは難しくても、複数のママ友たちが一丸となって直接自分たちの思いを伝えれば、ボスママの反省を促す可能性もあるかもしれません。
ただし、その時はボスママが取り巻きのママ友たちを味方につけ、トラブルがより一層悪化するリスクを考える必要があります。
体験談/3人の子供を持つボスママ

子供が3人いて、上の子供2人を私立に通わせているボスママがいます。そのママは、子育ての経験が豊富で口うるさいので、他のママ友たちは逆らわないようにしています。
そのボスママは、自分が1番じゃないと機嫌が悪くなります。きれいで若いママや、可愛い子を他のママが褒めると、その人たちの悪いところを何かしら見つけて悪口を言います。
他のママ友からすると、悪口が大好きな人に見えますが、本人は「私は悪口を言ったことが無い」と言い張ります。そのボスママは、本気でそう思っているようです。(30代、幼稚園児のママ)
体験談/子供の嘘を信じるボスママ

幼稚園で恐れられているボスママの子供さん(Aちゃん)は、かなり意地悪で嘘つきなことで有名です。それは多くの子が経験していて、私の娘も仲間はずれにされたことがあります。
この前も公園で遊んでいると、私の娘が突然泣き出しました。私のほうに泣きながら走ってきた娘は、「Aちゃんにつねられた」と言い出しました。
Aちゃんに幼稚園でつねられたと以前から何回も聞いていたので、またかと思いながらも、Aちゃんを非難はしませんでした。
それなのに、Aちゃんは家の子が泣いているのを見てまずいと思ったのか、ボスママのところに駆け寄り、自分は私の子につねられたと、嘘をついたのです。
その言葉を鵜呑みにし、表情を変えたボスママは、私の子供に向かって「なんでそんなことするの。お友達に痛いことしたらダメでしょう」と、すごくきつい口調で言い放ちました。
私の子は「つねったのは、Aちゃんだ」と、泣きじゃくり、さすがに頭にきた私も反論しました。しかし、ボスママは聞く耳を持たず、それ以降、私たち親子を無視するようになりました。
Aちゃんにいじめられたことのある子供のママ友たちは、私たちに同情的ですが、ボスママの前では私たちに近寄ってきません。(30代、幼稚園児のママ)
体験談/気弱になったボスママ

子供が幼稚園の時に、クラスにすごく気が強くて、でしゃばりなボスママがいました。
他のママがちょっと目立つことをすると、嫌味を言ったり、素敵なママがいると悪口を言って、他のママも嫌うように仕向けるのです。
他のママたちは、そのボスママのことが嫌いだったのですが、はむかう勇気はありませんでした。
でも、そのボスママに嫌な思いをさせられたママの1人が、他にも同じような経験をしたママ友たちに声をかけ、仲良くなりました。そして、お迎えの時にそのボスママを呼び出し、3人で抗議をしました。
すると、ボスママは思わぬ展開にびっくりしたのか、3人の怒りに小さくなってしまいました。それからはそれまでの強いママは消え、その3人にへつらうような態度をとるようになったそうです。
弱くなったママを怖がるママはいなくなり、取り巻きのママたちからも相手にされなくなりました。強そうに見える人は、結構気が小さいんだなと思いました。(30代、小学生のママ)
ポイント
ボスママは強い人と見られがちですが、実際は打たれ弱い人も多そうです。
ボスママの取り巻きとは?
ボスママの取り巻きとは、ボスママをおだてて、自分は他のママ友から攻撃を受けずに、守ってもらうことを目的にボスママに近寄ってくるママのことです。
人は相手から好意を受けると、お返しをしなくてはいけないような気分になることがあります。また人は誰でも他人からほめられたり、認められたいという感情があります。
これは自らが価値のある人間であることを確認したい人間の根本的な欲求だと言われています。
ボスママの取り巻きのママたちが、ボスママをおだてるのは、そうすることによってボスママの自己承認欲求が満たされ、そのお礼として、ボスママから取り巻きのママへ好意が返ってくることを期待してのことと考えられるかもしれません。
この場合のボスママの行為の特徴は、取り巻きのママたちを悪口や仲間はずれの標的にしないということです。
しかし、取り巻きのママたちは、ボスママをずっとおだて続けない限り、悪口や仲間はずれの標的にされないという効果は、薄れてしまうかもしれません。
ポイント
ボスママの取り巻きは、ずっとボスママをおだて続けないと、悪口や仲間はずれの標的にされるかもしれません。