幼稚園や小学校の子供を持つママ友は多いと思います。

うまくいっている間は良いのですが、お付き合いの距離感にズレが生じるなど歯車が噛み合わなくなると、一気にトラブルが生じることがあります。

それでは幼稚園や小学校で、ママ友トラブルが発生する内容はどのようなものがあるのでしょうか?

簡単に説明していきます。

ママ友トラブルは歯車が噛み合わなくなると発生する

幼稚園や小学校でママ友とうまくいっている間は、ママ友とのお付き合いには多くの利点があります。

しかしながら、お互いの好むお付き合いの距離感にズレが生じるなど歯車が噛み合わなくなると、一気に天国から地獄になります。煩わしさを感じたり、トラブルが生じることも珍しくないようです。

中には、幼稚園や小学校で根も葉もない噂を流されたり、悪口を言われたりすることがあります。ときには、無視をされたり、親子共々仲間外れにされたりすることもあります。

そこで幼稚園や小学校でいじめを受けたという深刻な悩みを抱え、カウンセリングに来るママたちも多いようです。

卑劣なことをするママ友とは付き合わなければ良いと思っても、幼稚園や小学校の子供を介してのお付き合いであるだけに、むげに付き合いを止めることも言いたいことを言うこともできません。

ママにとっては、子供を巻き込んでしまうのでは、という不安が襲いかかってきます。

ポイント

ママ友トラブルに合うと、無視をされたり悪口を言われたりするので、子供も巻き込まれるのではないかと不安になると思います。

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幼稚園や小学校でのママ友トラブルは多い

最近ではママ友トラブルの話題が、メディアで取り上げられることが多くなりました。それでは実際に幼稚園や小学校でママ友トラブルは存在するのでしょうか?

例えば、NHKのある情報番組の調査では、4人に1人の母親が幼稚園や小学校でママ友トラブルに悩まされたと答えています。

日本法規情報の「ママ友と何らかのトラブルで悩んだことがあるか?」という調査でも、約5人に1人のママがママ友と何らかのトラブルで悩んだことがあると答えています。

また「ママ友トラブルになったことはありますか?」という問いには、やはり約5人に1人のママは「ある」と答えています。

これらの調査結果より、トラブルに悩まされたことがないママの方が圧倒的に多いとはいえ、5人に1人のママは何らかのママ友トラブルを経験していることがわかります。

また、ある調査機関の調査では、「ママ友との付き合いを難しいと感じることがありますか?」という問いに対して、「とてもある」「ややある」を合わせて6割以上のママが、幼稚園や小学校でのママ友とのお付き合いに難しさを感じています。

アンケート調査では、自分がママ友トラブルを経験しているとは認めたくないと考えているママや、自分は当事者でなくてもママ友トラブルを身近で見聞きしたことがあるというママも多いようです。

いずれにしても、幼稚園や小学校でのママ友トラブルは、ママたちにとって対岸の火事ではなく、いつ当事者になってしまうかわからない身近な脅威だと考えられます。

ポイント

幼稚園や小学校でのママ友トラブルの経験者は、実に4人に1人の割合です。

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小学校でママ友会合禁止の例

都内のある公立小学校の入学式で、「保護者間交流に関するお願い」というタイトルの通知が配布され、そこには「学校外での有志による保護者サークル等の開催について自粛をお願いします」と記載されていたそうです。

トラブル防止のため、特定の親同士で仲良くせず、学校の保護者会を通して幅広く付き合うようにという内容です。

そればかりではなく、中学受験を控えた5・6年生の保護者には、友達の志望校を学校に問い合わせることを自粛するよう呼びかけがあったようです。

なぜならば、過去に私立中学校に合格した子の親になりすまし、合格した中学校に入学を辞退する電話をかけた事があったからだそうです。

また通知には、保護者間の連絡は学校の連絡先名簿を利用し、ママ友同士のトラブルにつながりがちな子供の送迎、SNSの利用、メールアドレスの交換も禁止というお達しがあったようです。

これは保護者から反発の声が上がったほど厳しい措置です。

しかし、このような措置を取らざるを得なくなった事件があったそうです。先生や女子児童に対する誹謗中傷が、SNSサイト上に名指しで書き込まれ、嫌がらせの電話などもあったことから、その児童が転校に追い込まれたのです。

学校側では保護者同士のトラブルに関する相談が毎年少なからず寄せられても、学校は教育機関であり、トラブルに対応する人員を配置していないので関与できないという立場をとっているようです。

ほんの一部のママの常軌を逸した行動が、子供や先生を傷つけ、他の親御さんたちの行動まで制限してしまったということです。

ポイント

一部のママの非常識な行動が、全員に迷惑をかけることにつながります。

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幼稚園や小学校でのママ友トラブルの内容

それでは、幼稚園や小学校でのママたちを悩ますママ友トラブルとは一体どのようなトラブルがあるのでしょうか?

下記の図表にママ友トラブルの内容をまとめました。

幼稚園・小学校でのママ友トラブルの内容

トラブル内容 割合
育児に関する考え方の違い 32%
教育に関する考え方の違い 21%
子供同志のいじめ 12%
悪口を言われた 9%
収入の違い 9%
金銭問題 8%
噂を流された 6%
ランチや行事への参加の強要 3%



これらの調査からは、育児や教育などに関する価値観や考え方の違い、子供同士のトラブル、噂や誹謗中傷などが原因でママ友トラブルに発展する場合が多いことがわかります。

体験談/ママ友のカレンダーを見てしまった

ママ友①

幼稚園に入園した時から2人のママと親しくしていました。子供を送迎してから、お茶をしたり、ショッピングに行くこともありました。

1人のママの家に2人がお呼ばれした時、たまたま壁にかかってるカレンダーを何気なく見てしまいました。すると、ある日付にもう1人のママ友の名前とランチをする場所が書いてありました。

皆で会うときには私も誘ってもらえると思っていたので、自分が誘われていないことにすごく驚き、傷つきました。

だからといって、人の予定を盗み見てしまったので聞くこともできず、以前のような気持ちでお付き合いをすることはできなくなってしまいました。

同じ友達なのにランク付けされているようで、裏切られたような気分になりました。(20代、幼稚園児のママ)

体験談/ママ友からの嘘の連絡

ママ友②

幼稚園のママたちと遊園地に行くことになりました。するとその前日、一番仲良くしていたママ友から電話があり、「明日はお弁当を持っていかずに現地で買って食べようと思う」という連絡がありました。

他の人もそうするっていうし、うちの子も喜ぶからと言われました。みんながそうするなら、私もと思いお弁当を持たずに行きました。それなのに、お昼の時間になると、みんながお弁当を広げだしました。

「どういうこと?」と、私はパニック状態になりました。しかもそのママ友もしっかりと、可愛いお弁当を用意していました。

そこで慌てた私は、そのママ友に「昨日はみんなお弁当を持っていかないって言ったじゃないですか」と言うと、「ごめんなさい。あなたに連絡するの忘れてました。急にみんな持ってくることになったの。」と言われました。

仕方なく私だけ遊園地内のお店でパンを買い、他のママたちから分けてもらったものをいただきました。

私はお弁当作りが大好きで他のママたちから褒められることもあったので、もしかしたら、私にお弁当を作らせないための嫌がらせとも思いましたが、いまだに真実は分かりません。(20代、幼稚園児のママ)

ポイント

幼稚園や小学校でのママ友トラブルの内容で多い項目は、ママ同志の育児や教育での考え方の違いによるものです。