ママ友はそれぞれ独自の価値観を持っています。しかも価値観は長い年月をかけて培われてきたものなので、そう簡単に変わるものではありません。

価値観の違うママ友同志だと、相手との関係がスムーズに行かなくなることがあります。

それでは、相手との価値観が違うと感じたら、どのような行動をすればいいのでしょうか?

簡単に説明していきます。

ママ友との価値観は違って当たり前

結婚や仕事、育児など人生に大きく関わるような大切なものから、インテリアや普段食べたい物、ファッションに至るまで、人はそれぞれ独自の価値観を持っています。

価値観は人が目や耳にしたり、感じたり学んだりして吸収してきたもので出来上がっています。育った環境や教育、家庭の経済状態、地域性さらに性格などから大きな影響を受けるのです。

従って、価値観はママ友によって違うのは当たり前です。それは子育てや付き合いの仕方にも現れてきます。

例えば、子供同士が言い争っても放置しているママ友、止めようとするママ友、子供のを行儀に厳しいママ友、厳しくないママ友などさまざまです。

ポイント

ママ友同志でも価値観は違います。それは子育てやママ友同志の付き合いに現れてきます。

価値観が大きく違うと不満になる

そのような時に、一人一人が違う人間だということを前提に付き合えば、少々の価値観の違いは気にならなくなるものです。

しかし、人間には許容範囲というものがあります。ここまでは我慢できても、これ以上は我慢できないという境界線のことです。

相手のことを人としては嫌いではなくても、相手の行動が自分の許容範囲を超えると、関係がスムーズに行かなくなることがあります。

しかも価値観は長い年月をかけて培われてきたものなので、そう簡単に変わるものではありません。

特に相手のママ友の育児方法や教育方針などに、違和感を持つことが度々ある場合には、最悪の状態になる前に、徐々に距離を置くことが賢明です。小さな価値観の違いでも、それが重なると大きな不満になってきます。

具体例で言うと、子供にどんな食事をさせるのかもママの価値観の違いによります。ママ友同士の会話で、どこで食品を買って、どんな調理法で何を食べさせているのかでさえ価値観によって大きく異なってきます。

体験談/食へのこだわり

ママ友①

音楽教室でママ友ができて、レッスンの後にみんなでファーストフードに行くことになりました。

そのうちの何人かは子供に食べさせる食品にはとても気を使っているので、外食はできるだけさせない方針の人たちです。私もその1人です。

そこで私は「これからお弁当持ってきて公園で食べるとか、有機野菜のレストランに行きませんか?」と提案してみました。

すると、一番権力のあるママはその時は「そうね」と、にこやかに応えてくれましたが、それ以後、私たち親子だけ誘われなくなりました。(20代、幼稚園児のママ)

体験談/しつけの違いに違和感

ママ友②

公園で親しくなったママ友がいました。私は彼女のおっとりとしたところが好きでした。

子供が小さいうちは気にならなかったのですが、子供が歩き始めた頃から、お互いのしつけの仕方がすごく違い、違和感を感じました。

子供を連れて一緒にコンビニに行ったとき、彼女の子供は自分でかごを持ってお買い物をしたがりました。

彼女は子供の言うがままにカゴを持たせ、子供がカゴを床に引きずりながら、商品を入れるのをニコニコしながら見ていました。店員さんは嫌な顔をしているし、私も唖然としました。

結局彼女は子供に注意することなく、自分の買い物を済ませてからやっと、子供がかごに集めてきた商品を買わずに、棚に戻し、「お買い物、楽しかった?」と聞きました。

その時、この人とは価値観が大きく違うと思い、公園で会うだけの付き合いにするようにしました。(20代、3歳児のママ)

ポイント

相手のママ友と価値観に大きな違いを感じたら、トラブルが起きる前に、徐々に相手との距離を置くことが賢明です。

価値観の合うママ友に好意を抱きやすい

人間は、自分と似ている相手に好意を抱くと言われています。特に人間は、生活環境・趣味・価値観などが似ている相手に好意を抱きやすいのだそうです。

誕生日が同じ相手に親近感を持つ傾向があるのも、これに当てはまります。

人間が自分と似ている相手に好意を抱きやすいのは、気の合う相手とは意見が合うことが多いので、反発しあうことも少なく、自分の意見は正しいという自尊心がくすぐられるからだと言われています。

また相手と価値観や意見が合うと、安心感を持つことができ、相手の行動を予測しやすいのでストレスを感じずに済みます。

ママ友選びのきっかけをママたちに聞くと、「言葉の使い方から自分と同じような環境で育った人と思ったから」「ママと子供のファッションが自分の好みと似ていて価値観が同じと感じたから」など、自分と価値観が同じ相手を好む傾向にあります。

街でよく見かけるママ友グループもどこか似ているママたちの集まりであることが多いことから、価値観が同じようなママ同士が集まったグループと言えるでしょう。

ポイント

人間は自分と似ている相手に好意を抱きやすいため、ママ友のグループ内でもお互いに価値観が似ていることが多いです。