第一印象がよい人とママ友になりたいと思いがちですが、最初から内面まで全て分かるわけではありません。

それでは、ママ友との距離感はどれくらいからお付き合いするのがよいのでしょうか?

また、ママ友と距離を置く場合はどんな時でしょうか?

簡単に説明していきます。

最初から距離感を縮めようとしない

相手のママのことをよく知らないうちに、自己紹介程度の軽い気持ちで自分のプライベートな話、例えば自分や家族の学歴や職業や実家の話などをしたり、相手のプライベートなことに触れ、距離感をいきなり縮めるのはやめた方が賢明です。

人は、この人と親しくなりたいと思うと、趣味や家族のこと、生い立ちなど自分の情報を相手に伝え、距離感を縮めようとする傾向があると言われます。

そして、自分は何でも話したのだから、相手にも同じように距離感を縮めるよう求める傾向があると言われます。

人は相手が距離感を縮めてくれると、自分が信頼されたように感じて、こちらも話さなければいけないような気持ちになるのだそうです。

相手のママとの距離感を早く縮めたいからといって、深い話をしてしまうと相手のママが戸惑ってしまうこともあります。

相手のママは、あなたが望むほど深いお付き合いを望んでいなかったり、あなたのプライベートなことに関心がないかもしれないからです。

また相手のママが距離を置こうとしているのに、こちらから相手の情報を聞き出そうとすると、詮索好きな人と警戒され、かえって距離感が離れていってしまう恐れもあります。

そればかりか、あなたのプライベートな事も口外されてしまう懸念もあるわけです。

体験談/皆が知っていた

ママ友①

とても優しくていい感じのママがいたので、友達になりました。幼稚園に子供を送って行ってから、2人でランチをすることもありました。

そのママは口が固くて信頼できそうだったので、「誰にも言わないで」と、念を押してから、姑とうまくいってないことを話してしまいました。

ある日、他のママと話していると、「大変ね、お姑さんとうまくいってないんですってね」と言われました。「なぜ知っているの」と聞くと、「みんな知ってるわよ」と言われました。

犯人は信頼していたママ友以外考えられません。(20代、幼稚園児のママ)

体験談/プライベートなことを話しすぎた

ママ友②

幼稚園の送迎の時に、あるママから、うちの子供がそのママの子供を押したと言われました。子供に聞くと、その子に押されたから押し返したと言いました。

どちらにしても、大した喧嘩ではなかったと思うのですが、うちの子供が一方的に悪いように言われて、腹が立ちました。そんな時、他のママからランチに誘われました。

そのママはおしゃべりではなさそうだったので、思わずこの件を話してしまいました。そればかりではなく、自分の職歴や旦那のこと、姑の悪口も話してしまいました。

その日以来、そのママに私が話しかけても「ちょっと急いでいるの、ごめんなさい」と言って、帰ってしまいます。もしかしたら、何でもペラペラと喋る人と怖がられていたのかもしれません。

賢そうなママなので、当然かなと思います。相手との距離感もなく何でも喋った自分がすごく恥ずかしくなりました。(30代、幼稚園児のママ)

体験談/いろいろ聞かれて警戒した

ママ友③

幼稚園で同じ組になったママは初めて会った日に、「旦那様は、どんな仕事してるの」「どこに住んでいるの」「家は賃貸?持ち家?」と次から次へと聞いてきました。

このママとは絶対に合わないと思ったので、距離感を保つどころか絶対近寄らないようにしています。(20代、幼稚園児のママ)

ポイント

相手のママをよく知らないうちに距離感を縮めようとすると、かえって距離感が遠くなることがあります。焦って最初から距離感を縮めようとしないことが賢明です。

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ママ友とは最初は距離を置く

人は第一印象が良い人と友達になりたいと思うものです。しかし残念ながら、相手のママの第一印象だけで、内面まですべてわかるわけではありません。

「人は見かけによらぬもの」ということわざがあるように、第一印象がぶっきらぼうで感じの悪い人が、実際は情が深く、温かい人で感じが良い場合があります。

反対に、愛想が良く優しい感じの人が、冷たく陰険な人であったという場合もあります。ママ友の第一印象だけで、先々までうまくいくかどうかを見通す事は本当に困難です。

最初はうまくいくと思い、親しくなったママ友と育児方法や価値観が合わなかったり、子供同士がうまくいかなかったり、そのママ友がこちらの迷惑に気づかず、こちらとの距離を置くことをせずに、縮めようとする「距離なしママ」であったこともあり得るのです。

特に子供を介したママ友との関係においては、相手のママ友に違和感を持つようになったからといって、すぐにお付き合いを止めることが難しいです。

そのため、最初は相手との距離を置くことを考えながら、少しずつママ友との距離を縮めていった方が賢明です。

体験談/昔からの友人のアドバイス

ママ友④

昔からの友人には、子育ての先輩が多いです。

その人たちから「ママ友には気をつけた方がいいよ」と言われていたので、最初からつるむのが好きではない人という雰囲気を出すようにしています。

子供同士が約束をして、お互いの家で遊ばせても、私は絶対に相手の家に上がらないし、相手のお母さんにも上がってもらいません。子供の送迎のときには、挨拶しますが、すぐその場を離れます。

お茶に誘われることもないし、話しかけてくる人もいません。こうやってママ友との距離を置くことを常日頃から考えています。(30代、幼稚園児のママ)

体験談/ママ友との距離が近くなりすぎた

ママ友⑤

公園で仲良くなったママが居るのですが、その人は仕切り屋でスケジュールを決めるのが好きです。火木土、雨が降っていなければ朝10時に公園集合みたいな感じです。

私は家事をきちんとしたいし、自分の行きたい時だけに行きたいのですが、振り回されてしまって疲れ果てています。

親しくなりすぎたと思っているのですが、今更距離を置くのも大変だし、友達になるのは簡単だけど、離れるのは難しいと感じます。(20代、3歳児のママ)

ポイント

最初はママ友との距離を置くことを考えながら、少しずつ距離を縮めていったほうがうまくいきます。

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告げ口ママとは距離を置く

ママ友の世界だけではなく、どこにでも存在するのが告げ口をする人です。

告げ口をするママとは、AママとBママの間に入って、Aママには「Bママがあなたの悪口を言っていた」と言い、Bママには「Aママがあなたの悪口を言っていた」と伝え、二人の仲を悪くしようとするような人のことです。

AママとBママが自分とよりも親しくなるのが、我慢がならなかったり、人を揉めさせるのを楽しむ愉快犯であることもあります。

ついつい他のママに関して愚痴を言ってしまったばかりに、本人に伝えられてしまったなどということは、珍しくないことです。

しかも、告げ口ママを通せば、自分が話した内容よりはるかに大きくなってしまったり、ときには全く違う内容になって伝わる可能性もあります。

話題を提供しないためには、できるだけ告げ口ママと距離を置くことです。それが無理であるなら、無難な話に終始して、話の種を提供しないことが大切です。

また、たとえ告げ口ママからその場にいないママの噂話を聞いたとしても、それを鵜呑みにせず、客観的に判断したいものです。

ポイント

いかなる場合においても、告げ口ママとは距離を置くことが望ましいです。