ママの中にはママ友ができないと悩んでおられる方がおられます。

人見知りだからとか、口下手だからママ友ができないのでしょうか?

ここではママ友ができない理由や、できるためにはどうすればいいのか、できた場合にどの程度の付き合いをしているかについて簡単に説明していきます。

ママ友が欲しいけれどできない

ママの中には、ママ友は欲しいけれど人見知りだからとか、口下手だからできないという悩んでいるママもおられます。最近の若者を中心にコミニケーション能力が低下していると言われています。

その影響は、ママ友の世界にも及んでいるため、ママ友が欲しいのにママ友作りに二の足を踏んだり、ママとの距離感に悩むママたちが多いと思われます。

実際に、ある調査機関の調査では、ママ友との関係構築に不安を感じますか?と尋ねたところ、49%のママが「はい」と答え、51%のママが「いいえ」と答えています。

約半数のママたちが、不安を感じているという証拠です。

ママ友が欲しいのにできないと悩んでいる方たちの中には、こんなことを言ったら嫌われるのではないか、こんな話をしたらつまらない人と思われるのではないかなど、自分に自信がなく、相手の自分に対する評価が怖くて話しかけることができない方がおられます。

ママ友が欲しいのに積極的になれないというママたちの背景には、コミニケーション能力に対する自己評価の低さも表れていると考えられます。

体験談/ママたちとどう接していいかわからない

ママ友①

私は若いときに子供を産んだので、幼稚園のお母さんたちよりずっと年下です。

勤めたこともないので、敬語もできませんし、どうやったらお母さんたちと話していいかわかりません。ママ友が欲しくてもできないです。話しかけるのを遠慮してしまいます。(20代、幼稚園児のママ)

ポイント

ママ友ができない方は、「自分に自信がないから上手にコミュニケーションできない」と考えている方が多いように感じます。

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なぜママ友が欲しいのか?

ママ友を作ることは、どれほど重要なことなのでしょうか?

確かに気の合うママと巡りあい、共に子育てを楽しんだり助けあったりできれば、それに越した事はありません。

しかし1人でいるのが寂しいからとか、ママ友がいない「ママ友難民」と思われるのが恥ずかしいからといって、相手のママのことはあまり知りもしないで、早急にママ友になってしまうと後々後悔するかもしれません。

ママ友を作ろうと焦る気持ちがあるときは、「それは子供の為なのか」、「一人でいることが嫌なのか」、「一人だと思われることが嫌なのか」など、自分に問いかけてみましょう。

そうすれば、ママ友を作ることが、子供にとって、そして自分にとってどれほど大切なことなのか、もしくは、さほど大切な事では無いのかと見えてくるに違いありません。

現代では、「ひとりぼっち」とは、友達がいなくて孤独で寂しい状態を表すようになりました。

ネットでは、ひとりぼっちの状態のことを、「ぼっち」と略称化し、反対に友達も子供もいてリアルが充実している状態の人のことを「リア充」と呼んでいます。

最近では、メールやSNSなどを利用して、友達の話をどんどんと大きく広げることができるようになりました。そうした世界では、コミュニケーション能力があり、友達の多いリア充な若者が尊敬を集めていきます。

こうした傾向の中で育ったママたちが、ぼっちになることを必要以上に恐れたとしても、不思議ではありません。

体験談/ママ友がいないと見られるのが嫌

ママ友②

近くの公園には、ママ友のグループがあります。私が子供を連れてそのグループの前を通ると、「あのママ、いつもぼっちだよね」という声が聞こえてきました。

そんなふうにママ友ができないと思われていると思うと落ち込みます。早くママ友を作らなくてはと焦っています。(20代、3歳児のママ)

ポイント

焦ってママ友を作ろうとする方は、何故自分に必要なのかをしっかり考えてみてください。

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ママ友ができないのは引きこもりも1つの要因

ある調査機関の調査によると、平日は子供と全く出かけないと答えたママは、全体で5%いるようです。つまり20人に1人が平日は全く外出していないということがわかりました。

ママが引きこもる要因として、ママ友同士の人間関係がうまくいかないなどのコミュニティでのつまずきが考えられます。

そもそもママ友の世界では、違う意見を言えないことも多いでしょう。中でも大規模分譲されたファミリータイプのマンションでは、こうした例が多いと聞きます。

だからといって、引きこもるママたちは社会から孤立してしまうわけではなく、家にいても気に入った人とだけコミュニケーションをし、ネットでチャットをしたり、掲示板に書き込んだりしています。

しかし、リアルなお付き合いは閉ざす人がすごく増えているという現状があります。

そのようなママは、基本的にはコミュニケーションスキルはあるものの、それをうまく生かせず、打たれ弱くてちょっとつまずくと外に出なくなるのだそうです。

しかも今は引きこもっていても、ネットスーパーがあるので、家にいるだけでこれといって困ることがありません。普通のママの場合、食べさせてくれる夫もいますので、引きこもれる環境が全て揃っています。

よほど必要に迫られたことがなければ、あっという間に引きこもれてしまうのです。また、子育てのつまずきが、引きこもるきっかけにつながることもあります。

引きこもるきっかけは、下記のようなことが考えられます。

  • 子供がアレルギーとか発育が遅いなどの理由で、他の子供と比較されるのを嫌がる。
  • 子供が消極的で、積極的な子供にいじめられるので外出したくない。
  • 子供と一緒では落ち着いて外出できない。



引きこもっていて免疫力のないママたちが、保育園や幼稚園の入園をきっかけにママたちとの交流を余儀なくされたとき、うまく適応していくのは困難になるかもしれません。

ポイント

ママの中には、コミュニケーションスキルはあるのに、引きこもっている人も多いです。

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口下手の方は聞き上手になればいい

自分は口下手なので、話題もなくママ友ができないと悩んでいる方がおられます。

ママ友と会話をする自信がないと思うママは聞き上手になることで、堂々と会話に参加することができるようになります。

「傾聴(けいちょう)」というコミュニケーションの技法があります。この技法は相手の話に注意を払い、より深く丁寧に耳を傾ける聞き方です。

相手のことをもっと理解したい、そしてもっと知りたい、お互いの関係をもっと良くしたいという思いが根底にあって、初めて効果を発揮します。

傾聴は、カウンセリングにとどまらず、日常生活にも生かすことができる技法なのです。

傾聴では、相手の目を見て、相手の話に耳を傾け、ときにはそうなんだと相槌を打ち、そしてうなずき、ときには沈黙して相手の話を待ち、笑顔を忘れないように心がけます。

そうすれば、誰もが持っているといわれる自分のことをわかってほしい、そして認めてほしいという自己承認欲求を満たしてあげることができるのです。

話し手は聴き手の態度や聞き方から真剣に聞いてくれる事を感じると、自分が大切にされている、認められているという感覚になります。

そして自分のことを大切にしてくれる人や、認めてくれる人とは一緒にいたいと思うものです。

ママ友を作りたいのにできない、口下手で自信がないと思うママは、聞き上手を目指してはいかがでしょうか。ただし、相手のママが気を許して話してくださった内容は、絶対に口外せず、ママ友の信頼を勝ち得ていくことも大切です。

ポイント

口下手でも聞き上手になることで、ママ友を作ることができます。

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ママ友の人数は?

ママ友という言葉は、社会に認知されるようになってきました。

それでは、ママたちには実際にママ友と呼ぶことのできる友達が何人いるのでしょうか?

ある調査機関が調査した結果、幼稚園・保育園にママ友が、「5人」または「10人」から「15人」の間が1番多く、幼稚園ママのママ友の平均人数は「8人」でした。そして保育園ママは「6人」でした。

幼稚園ママの方がやや多い結果となっています。

また幼稚園ママの6%、保育園ママの10%が、ママ友はいないと答えています。

同調査の「ママ友と食事をすることがありますか?」という問いには、幼稚園ママは年平均13回、保育園ママは年平均9回ぐらいママ友と食事をすると答えており、食事の回数では大きな差が出ています。

ポイント

幼稚園ママのママ友の平均人数は「8人」、保育園ママのママ友の平均人数は「6人」です。

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ママ友とはどの程度の付き合いか

一概に、ママ友といっても、いろいろな付き合い方があります。

月に1回ランチ程度の場合もあれば、家族ぐるみで付き合っているというママ友もおられることでしょう。

それでは実際にはママ友とどの程度の付き合いがあるのでしょうか?

ある調査機関が調査した結果は表の通りです。

ママ友とどの程度の付き合いか

付き合い方 割合
ランチ程度 67.0%
メール程度 56.3%
子供と一緒に外出 48.7%
立ち話程度 46.6%
子供を預かる 31.9%
飲みに行く 31.5%
家族ぐるみ 16.1%
自分の習い事を一緒に 11.1%
旅行に行く 7.9%
その他 2.5%

同調査によると、ママ友との付き合いは、ランチ程度が1番多いものの、メール・立ち話程度の軽いものから、家族ぐるみの付き合いや旅行まで多岐に渡っていると言う結果が出ています。

体験談/数は多くても上辺だけ

ママ友③

どの程度、ママ友と付き合っていいのかわかりませんが、ママ友をいっぱいアピールするママって、数は多くても結局、上辺だけの付き合いのように思います。(30代、保育園児のママ)

体験談/付き合い方は相手のママ次第

ママ友④

浅い付き合いを望んでいるママもたくさんいるので、まずはそのママがどの程度の付き合いを望んでいるのかを観察してから、そのママに合わせるようにしています。(20代、幼稚園児のママ)

ポイント

ママ友との付き合いは、ランチ程度から家族ぐるみの付き合いまでさまざまです。