実際にママたちはどのような場所でママ友を作っているのでしょうか?

ママさえその気になれば、ママ友と出会うきっかけは至る所にあると思います。

それでは、出会うきっかけとなった場所の事例を通して、ママ友の作り方を簡単に説明していきます。

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ママ友との出会いの場所

下の図表は、ママ友になった出会いのきっかけの場所を、ある調査機関がまとめたものです。

ママ友との出会いの場所は特定の場所に偏らず、様々な場所があることが分かると思います。


ママ友との出会いの場所

ママ友との出会いの場所 割合
幼稚園や保育園 63%
学生時代からの友人 32%
子育てサロンなど 25%
家が隣近所 23%
出産前の職場 14%
子供の習い事 13%
趣味のコミュニティ 7%
今の職場 7%
友人の紹介 6%
夫同志のつながり 6%
SNS 5%
イベント 4%
その他 9%

次に、それぞれのママ友との出会いの場所ごとに、掘り下げて説明していきます。

幼稚園や保育園/ママ友の作り方

1人で孤独な子育てをしていたママにとって、幼稚園や保育園への子供の入園は久しぶりに、家庭以外の世界に飛び出すことのできる大きなきっかけになります。

幼稚園や保育園には、保護者会(PTA)を始めとして、さまざまなイベントがあります。

子供の送迎時にママ同士顔を合わせる機会も多いので、必然的にママ友を作りやすい場となりえます。

体験談/保護者会の役員になり仲良くなった

ママ友①

保護者会の役員になると、いろいろな準備などで幼稚園に行ったり、自宅に集まることが多かったので、ママたちともすごく仲良くなりました。

サバサバしたママが多く、よく言われているように噂話で盛り上がることなんて全然ありませんでした。家族みたいに親しくなっていたので、卒園の時にはすごく寂しい思いになりました。

役員にならなければ、これほど仲良くなることはなかったと思います。子供が小学校に上がってからもたまにランチ会をすることがあります。(40代、小学生のママ)

ポイント

幼稚園や保育園の送迎時に気軽に話しかけることによって、ママ友を作るきっかけになることが多いです。

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学生時代からの友人/ママ友の作り方

わざわざママ友を作ろうとしなくても、学生時代の友達に同じ年頃の子供がいると、気の置けないママ友になります。

気心が知れているので、ありのままの自分をさらけ出すことができ、安心することができます。

しかし簡単に行き来できる距離に住んでいるとは限らないのが難点です。

ポイント

学生時代の友人が近所だと、ママ友にすぐなれます。

子育てサロンなど/ママ友の作り方

子育てサロンは、地域の育児交流の場となっています。主な対象は乳幼児です。

子育て広場や子育て支援センターと同様に、厚生労働省が行っている地域子育て支援拠点事業所として、子育て支援が行われています。

このような場所には、子供の遊び仲間やママ友を求めて参加するママも多いようです。ママ友を作るためだけでなく、経験豊富なスタッフの方々に育児相談できるという利点もあります。

体験談/育児サークルでママ友を作る

ママ友②

ネットで調べて近所にある育児サークルに行くと、ママ友が欲しくてきているママや、引越してきて近くに友達がいないママもいることが分かりました。

この環境なら、ママ友を作りやすいと思います。私は知り合ったママから地域の幼稚園のことを教えてもらえて、大変助かりました。(20代、2歳児のママ)

ポイント

子育てサロンは育児交流の場ですので、ママ友を作るのには最適の場所です。

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家が隣近所/ママ友の作り方

家が隣近所だと、子供を遊ばせたり緊急のときなどに助け合うことが簡単になります。そして隣近所でなければわからないような話題を共有することもできます。

人間は学校や職場で席や家が近いなど、物理的に距離が近い人に好意を持つ傾向があると言われています。

子供の頃を振り返ると、近所の子供と友達になり、誘い合わせて学校に行ったり、成長してからも同じ部活や部署などの身の回りで友達を作ることが多いと思います。

その理由は近くにいると出会う機会が多いため、顔なじみになり、挨拶をしたり話をするなどの相互作用が生まれるからだと考えられています。

体験談/顔見知りの女性とママ友になった

ママ友③

ご近所に住んでいて、昔から顔だけは知っている人と公園でばったり会いました。彼女も私も赤ちゃんを連れていました。

何回か見かけたことがあったせいか、自然に声をかけました。いまはSNSで連絡を取り合って、一緒に近くの公園巡りをしています。(20代、3歳児のママ)

ポイント

家が隣近所だと共通の話題も多く、何よりお互いが助け合うことができます。

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出産前の職場/ママ友の作り方

学生時代からの友人と同じように、出産前の職場時代の友人とママ友になることができれば、周囲のママ友ほど気を使わずに済みます。

そして子育ての楽しさを共有することができるばかりでなく、ときには社会と繋がっていない寂しさを分かち合うこともできると思います。

体験談/会社時代の友達がママ友になった

ママ友④

会社勤めの時に、いつも一緒にお昼を食べていた仲間の1人に1歳違いの子供がいました。同じ沿線なので、たまに家を行き来しています。

彼女の子供の方が年上なので、予防接種のことや病気の事など、ためになる情報教えてもらっています。子供を育てる事は、やりがいのあることだと思っています。(20代、3歳児のママ)

ポイント

出産前の職場に気の合う友人がいれば、ママ友になって損はないです。

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子供の習い事/ママ友の作り方

子供の習い事で定期的に顔を合わせ、同じ時間を過ごしているうちに、ママ同士が親しくなることがあります。

入園前の子供を持つママたちにとって、習い事をしている幼い我が子を見て話が盛り上がりますので、ママ友になりやすいようです。

また幼稚園や保育園に子供が通っているママたちにとっては、毎日ママ友と顔を合わせるわけではないので、万が一、ママ友トラブルが生じても距離を取りやすいという利点があります。

既に幼稚園や保育園でママ友トラブルを抱え、自分のせいで子供に遊び友達がいないと心を痛めているママにとっては、子供が他の子供と触れ合える場ともなります。

体験談/ベビースイミングでママ友になった

ママ友⑤

ベビースイミングに通っていますが、そこに通っているママたちと友達になりました。

赤ちゃん連れの外出はドキドキしますが、他のママたちと一緒だと電車に乗るのも怖くありませんし、お店で食事をすることもできます。

スイミングの時の子どもたちの様子を話して盛り上がったり、どこのお店が子供連れでも大丈夫だとかの情報交換も出来ます。

またこんなものを作ったら、子供が喜んで食べてくれたとかの話もできますので、毎週ママたちに会うのが楽しみです。(20代、2歳児のママ)

ポイント

子供の習い事では、そこに通うママたちが共通の話題で盛り上がれますので、ママ友を作るいいきっかけになります。

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趣味のコミュニティ/ママ友の作り方

趣味のコミュニティとは、趣味やスポーツを一緒に楽しむ友人や知人を増やしたい、また情報交換をしたいという人が集う場所です。好きなコミュニティに参加して、共通の関心事についてやりとりすることができます。

地域限定ですので、ママ友を募集しているママたちもたくさん参加しています。

ママ友は作りたいけれど人見知りなのでとか、距離の取り方がわからないなどと話しているママは、趣味のコミュニティでメッセージをやり取りすることから始めてみてもいいかもしれません。

さまざまなママたちと容易につながることができる一方で、すぐに連絡が途絶えてしまったり、自分とママ友になったはずなのに、相手のママ友がまた新たにママ友を募集しているということもあります。

こういった趣味のコミュニティでは、それらを受け流せるおおらかさも必要かもしれません。

体験談/コミュニティのママ友募集でママ友になった

ママ友⑥

SNSのコミュニティにママ友募集があったので投稿しました。そして返信があった人たちと何度かやりとりをしました。

その中で気が合いそうな人と会ってみたら、すごく感じが良かったのでお付き合いをはじめました。出会い方がどうであれ、気の合うママ友と出会えれば良いのだから、試してみて損はないと思います。(30代、0歳児のママ)

ポイント

人見知りの方は、こういった趣味のコミュニティで徐々に仲良くなってみるのもママ友を作る1つの方法です。

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今の職場/ママ友の作り方

今の職場の友人であれば、仕事や家事、育児を両立する難しさを理解し合えることができます。

また育児休業中であれば、給料に伴う他者への負担や職場復帰の時期等を他のママ友とは共有できないことも話題にできる心強さがあります。

ポイント

今の職場にお互いを理解し合える友人がいれば、育児以外に仕事のことなども相談できるため心強いです。

友人の紹介・夫同士のつながりから/ママ友の作り方

友人の知り合いや夫の友人に同じくらいの年齢の子供を持つママがいると、彼らを通してママとたちが知り合う機会に恵まれることがあります。

友人の紹介の場合は、友人もそして夫同士のつながりの場合は、夫も夫の友人もママ友同士のお付き合いに参加することができるので、ママにとっては通常とは一味違う育児を楽しむことができます。

しかし、夫同士のつながりからママ友になると、家族ぐるみのお付き合いが出来るのが良い反面、うまくいかなくなると夫まで巻き添えにしてしまう危険性があります。

体験談/夫の同僚の妻とママ友になった

ママ友⑦

主人の会社の同僚にも自分と同じ時期に子供が生まれました。知人同士が仲が良かったので、一緒に旅行に行くことになりました。

主人たちもいたので、ファーストフード店ではなく普通のレストランにも入ることができました。そして主人たちに子供を預けて、女性二人でお買い物に行くこともできました。

久しぶりに遊んだ気になりました。同僚の奥さんとも意気投合し、平日は主人たち抜きでも一緒に出かけるようになりました。(30代、2歳児のママ)

ポイント

夫同志のつながりからママ友になると、ママ友同志だけでなく、家族ぐるみのお付き合いができます。

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SNS/ママ友の作り方

TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSはママたちにも人気があります。

趣味のコミュニティと同じように、SNSを通じてママ友と知り合い、やりとりをされるママもいます。

しかしSNSでのママ友付き合いは、顔の見えないメッセージのやりとりから始まるので、実際に会ってみるとこちらが思い描いていたママのイメージとは全く違うことがあります。

そしてときには、ママではなく男性がやってきたということもあるようです。

ポイント

SNSでのやりとりでは相手の顔が見えないので、いざ会ってみるとイメージしてた人物像と違う場合があります。

その他/ママ友の作り方

出産後、慣れない育児に不安を抱えているママは多いと思います。

乳幼児健診であれば、同じ月齢、年齢の子供を持ち、同じ地域に住むママと知り合うことができます。

体験談/乳幼児健診でママ友になった

ママ友⑧

乳幼児検診に行った時に、隣にいたお母さんに話しかけました。すると、自分は人見知りで自分からは話しかけられないので、声をかけてくれて嬉しいと感謝されました。

そんな人もいるんだと思い、それからはできるだけいろいろなお母さんに声をかけるようにしています。そして今ではたくさんママ友ができました。(20代、1歳児のママ)

体験談/公園で知り合ってママ友になった

ママ友①

公園に行った時に、気さくなママと知り合いになりました。子供たちも仲良く遊んでいたので、ちょっと図々しいかと思ったのですが、連絡先を交換し合いました。

このごろは、公園に来る日をあらかじめ決めて、子供を遊ばせています。(30代、3歳児のママ)

まとめ

ママ友の作り方はさまざまです。
ママ友が欲しいのにできないという方は、ママ友情報をインターネットで検索するだけではなく、ときには地域の公園を巡ってみたり、子育て支援センターや子育てサロン、子育て広場、児童館、図書館などを覗いてみるといいと思います。
そこにはママ友との出会いが待っていたり、地域の育児サークルやイベントなどの情報が得られることが多いです。