ママ友という言葉は、最近では日常的に使われるようになりました。

それでは、当のママたちはママ友は必要だと思っているのでしょうか?

ママ友が必要かどうか、その理由とともに簡単に説明していきます。

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ママ友は必要な存在

すでに子育てを終えた先輩ママや子育てが一段落した先輩ママたちの中には、ママ友になったきっかけは、子供を通したお付き合いだったけれど、ママ同士が気があったということから、長いお付き合いになったといわれるママもおられます。

ママ友は子供の年齢が近いことが多いため、子供の成長に伴って生じるさまざまな問題を、同じような時期に抱えることになります。

そして悩んだり、相談をしたり、慰めあったり、喜びあったりしているうちに、ママ友同士の絆が深まっていくようになっていきます。

ママ友が必要だと感じる瞬間です。

体験談/母親学級の時から一緒

ママ友①

母親学級の時から一緒だったママ友と、子供が中学生になった現在でも月に数回会っています。

そのママ友とは、金銭感覚や価値観が似てるから続いているのだと思っています。

子供が小さい頃からの思い出を共有しているので、お互いに話していてすごく楽しいです。他の友達とは一味違います。ママ友は必要だと感じました。
(40代、中学生のママ)

ポイント

何でも相談できるママ友は大切な存在です。

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発展途上国でのママ友

海外赴任のママ友のトラブルに関して、駐在員のママたちが一時帰国をした時に話を聞いていると、特に発展途上国に赴任された場合は、同じマンション暮らしで同じ幼稚園や小学校に通うことが多く、ママ友とのお付き合いに頭を悩ますママも多いようです。

語学が堪能で、日本人社会に頼らなくても生活できるママは良いのですが、そうでないならば、ひとりで暮らすのは心細く、一旦ママ友トラブルが生じると、他に行き場がないだけに辛い思いをされるママもおられます。

体験談/ズルズルとママ友のグループへ

ママ友②

赴任した頃は不慣れだったため、現地のお買い物情報など、いろいろ教えてもらうために主人の会社のママたちとよく付き合っていました。

私は日本人社会にどっぷりハマるつもりはなかったのですが、同じコンドミニアムには日本人のママたちがたくさん住んでおられました。結局ズルズルとママ友のグループに入ってしまいました。

しかし、会話は子供と旦那の話と噂話ばかりです。私はそこにいるのが苦痛になってしまいました。なので、徐々に離れることにしました。

我が家は子供を日本人学校に行かせてなかったので、プライベートでは全くお付き合いをしないで済むようになりました。

しかし主人の会社には、年に何回か妻も参加しなければいけない催し物があります。どんなに行きたくなくても、夫の立場を考えると参加せざるをえないわけです。

夫たちの目もある中で、ママたちの群れから1人だけ孤立しているのはかなり辛いものです。 ママ友は時には必要だと感じさせられます。
(40代、小学生のママ)

体験談/噂はすぐに広がる

ママ友③

友達から海外赴任の人間関係の難しさを聞いていたので、できるだけ日本人のいないアパートで暮らしたかったのですが、夫の反対があったので、日本人が多いアパートに住むことになってしまいました。

子供がいるので同じアパートに住むママ友たちとも行き来をするようになりました。びっくりしたのは、噂の早さです。あっという間に、今日の出来事がママ友たちの間で広まってしまうのです。

子供のこと、ママ、パパや先生のことまで、あっという間に広まってしまいます。それを聞いていると恐ろしくなって、海外にいるのに、のびのびと生活することもできません。

却って日本より萎縮して暮らしているような気がします。
(40代、中学生のママ)

ポイント

海外ではママ友トラブルが生じると、他に話ができる相手がいなくなる場合がありますので、仲のよいママ友を作っておく必要はあると感じます。

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ママ友が必要な理由

ママたちはどのような理由からママ友が必要だと思っているのでしょうか?

ある調査機関でママ友がいてよかったと思うことを聞いたところ、次の表のような結果が出ています。

ママ友がいてよかったと思うこと

ママ友がいてよかったと思うこと 割合
悩みを相談し合える 35.5%
情報交換できる 22.2%
子供の面倒をお互い見る 17.6%
子連れでランチ・趣味などで出かけられる 10.4%
愚痴を言い合える・ストレス発散できる 10.0%
助け合える 8.2%
楽しい時間が持てる 5.7%
女同士話し合える 5.0%
自分の子供の事を聞ける 3.9%
子供同士も仲良くなる 3.2%
その他 6.1%



この調査から言える事は、特に悩みを相談しあい、情報交換できることに、ママ友の必要性を感じているママが多いことがわかります。

①悩みを相談し合える

子供に関するママの心配事や悩みは多いものです。

例えば、乳幼児期には夜泣きがひどい、言葉が遅い、離乳食を食べてくれない、友達と上手く遊べない、などがあります。そして小学生になれば、勉強しない、口答えする、などがあります。

そんな時、誰かに相談したくても自分の母親では時代が違いすぎて参考にならなかったり、遠くに住む昔からの友達や姉妹では、地域差があって悩みを共有しあえないことがあります。

しかし近くのママ友であれば、事情がよくわかっているため、相談しやすいというメリットがあり、必要性を感じます。

体験談/同じクラスのママ友だから分かり合える

ママ友④

小学校の同じクラスのママと仲良くしています。運が悪いことに、私たちの子供は評判の悪い先生のクラスになってしまいました。

ママ友とは会うたびに、担任の先生の悪口になりますが、その先生のことで頭を悩ませている時も、ママ友に話すと分かってもらえるので気持ちが楽になります。
(30代、小学生のママ)

ポイント

悩みを相談したくても、両親や姉妹では悩みを共有し合えないことがあります。近くのママ友こそ相談しやすいメリットがありますので、必要だと感じます。

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②情報交換できる

最近では育児の本や雑誌などが増え、インターネットの普及などにより、育児情報を得ることが簡単になりました。

そのため、情報が多すぎて混乱するほどですが、ほとんどのママたちは地元の保育園や幼稚園、小学校、習い事、病院や先生などの情報、近くのスーパーの品揃えや美味しいお店の情報などの貴重な情報をたくさん持っています。

ほとんどのママたちは、ママ友やインターネットなどが大きな情報源であるという結果が出ています。

体験談/夫の転勤で来たのでママ友は貴重

ママ友⑤

私は県外から夫の転勤で来ました。最初、友達がいなくて心細かったのですが、近所にママ友ができました。

オムツはここが安いとか、ここの病院が評判が良いとか、地域の情報を教えてくれるママ友には本当に感謝しています。ママ友の必要性を感じました。(20代、2歳児のママ)

ポイント

情報交換できるママ友は大切な存在です。

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③子供の面倒をお互いに見る

ママ友は子供を持つ者同士ですから、何をしてあげれば相手が1番助かるかが分かります。

困ったときには、かゆいところに手が届くように助け合うことができます。

急な用事ができたときに、子供を預かってもらったり、お迎えに遅れた時の引き取りなどは、ママ友同士であれば、お互い様の精神で必要なときに気軽に助け合うことができます。

体験談/急なときに子供を預かってもらった

ママ友⑥

以前に実家の父が倒れた時、親しくしているママ友にお願いして、子供を預かってもらったことがあります。

緊急だったので、本当に助かりました。日ごろから行き来しているママ友って、必要な存在だとつくづく思いました。(30代、4歳児のママ)

ポイント

仲のよいママ友同志なら、お互いに子供の面倒を見たりして助け合うことができます。

④子連れでランチ・趣味などで出かけられる

子供が生まれた当初は余裕のなかったママでも、子供の成長とともに次第に外に目が向くようになります。そうすれば、出産前のようにレストランやショッピングに出かけたいと思うようになります。

そんなときに、ひとりで子連れのお出かけは気が引けても、ママ友と一緒であれば行動範囲も広がっていきます。

実際にママたちはママ友とどのような場所に集まっているのでしょうか?

ある調査機関の調査によると、飲食店35%、児童館・公園など28%、自宅・ママ友の家32%となっています。

ママ友たちはファミリーレストランやファーストフードなど子供連れでも、気兼ねがいらない飲食店でおしゃべりに花を咲かせている人も多いです。

ポイント

ママ友がいれば行動範囲も広がります。

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⑤愚痴を言い合える・ストレス発散できる

ママの中には、パパの帰りが遅かったり、他の土地から引っ越してきて周りに友達がいない方も沢山おられ、1日中誰とも話をしていないという方もおられます。

パパがママの話を聞いてくださればよいのですが、そうでないとパパとの会話不足の寂しさから、ママ友に必要な時に話し相手の役割を求めるママもおられます。

70%以上のママが、ママ友に夫の話をしているようです。さらにどんな話をしているのかという内容に関しては、愚痴や子育て・家事への参加が多いと思います。

ママたちはパパへの愚痴や、パパが子育てや家事に参加してくれるかどうかなど、パパへの鬱憤をママ友とのおしゃべりで晴らしているようです。ママ友が夫より頼りになる場合があると答えたママは、実に70%にも及んでいるようです。

体験談/夫にはわからない話をママ友に

ママ友⑦

ママ友には旦那には分かってもらえない女の世界の話が出来るのがいいと思います。

旦那に言っても、聞いているのかいないのか、分からないような反応しか返ってこないので、ママ友と話している方が何倍も楽しいです。(30代、5歳児のママ)

体験談/姑の悪口で盛り上がる

ママ友⑧

娘が3歳になり、毎日公園に連れて行くようになって、同じ歳の女の子を持つママと話すようになりました。そのママとはお互いに気があったので、一緒に行動するようになりました。

お互いに二世帯住宅で、夫の親と一緒に暮らしているので、人には言えない不満がたくさんあります。子供の前で話すのはいけないと思いながらも、姑の悪口で盛り上がり、ストレスを発散させています。(30代、3歳児のママ)

ポイント

ママ友がいれば、パパの愚痴を言い合って気分転換になることがあります。

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⑥助け合える

ママ友同士であれば、同じ年頃の子供がいるので、困った時にどうしてあげれば相手のママ友にとって一番助けになるかが想像できます。

そして小さい子供を抱えながら病気になったときなどのママの大変さがわかるので、助ける側のママにも力が入ります。

また助けられた経験のあるママには、そのありがたみがよくわかっているので、反対の立場になったときに、何が必要で何をしなければいいのかが分かり、誠心誠意尽くしてあげることができます。

体験談/風邪をひいたときに助けになった

ママ友①

旦那が出張でいない時に、私が風邪で熱を出しました。そのとき近くのママ友が買い物に行ってくれました。子供も預かって遊ばせてくれました。

その上、私のためにおにぎりまで作って持ってきてくれました。その時のママ友の心遣いには感動しました。近くに信頼できるママ友がいてよかったと本当に感じました。(30代、2歳児のママ)

ポイント

ママ友がいれば、何が困っているのかが理解し合え、必要に応じて助け合うことができます。