「ママ友」という言葉は、誰でも聞いたことがあると思います。
それでは、ママ友とは、どのような間柄の友達のことをいうのでしょうか?
またママ友という言葉は、いつ頃生まれてきたのでしょうか?
簡単に説明していきます。
ママ友とは
ママからすれば、子供は大変可愛いですし、子育ては楽しいです。でも、時には思うようにいかない子育てに悩んだり、途方にくれたり、イライラすることもあります。
しかし、そのような悩みや愚痴を聞いて欲しくても、夫の帰りは遅く、周りには話す相手もいないことがあります。
そんな時、子育てを一緒にすることができる友達が近くにいたらいいのに、と感じているママは多いことでしょう。
ママ同士で情報交換をしたり、家を行き来したり、買い物や食事に出かけたり、心配事の相談をしたり、一緒に子供を遊ばせたり、困った時には子供を預けあい、時には愚痴を言い合い、辛い時は励ましあえる、そのような友達が欲しいと思うママは多いと思います。
そんなことを考えているときに、同じくらいの年齢の子供がいるママと知り合いになると、そこからお付き合いが始まることがあります。これがママ友です。
大抵の場合は、ママ同士が気が合うかどうかより、子供と一緒に楽しく付き合いができるかどうかが重要な決め手になることが多いです。
これが普通の友達とママ友との大きな違いとなります。いずれにしても、ママ友という言葉は普通の友達とは違い、ママ同士の微妙な友達関係というニュアンスを持った便利な言葉といえます。
ポイント
ママ友になる条件は、自分の子供と楽しく付き合いができるか否かが重要な決め手になる場合が多いです。
ママ友の起源
それでは、ママ友という言葉はいつ頃生まれたのでしょうか。
過去に廃刊となった育児雑誌の相談コーナーで、母親同士の付き合いが難しいという相談が多数寄せられて、そこからママ友という言葉が使われるようになったと言われていますが、実際のところはよく分かっていません。
1990年代に「公園デビュー」という言葉が流行語として雑誌から生まれました。公園デビューとは、地域の母子で作られるコミュニティに参加することです。
そして公園で好感を持たれる親子ファッションなどの記事が、30代女性向けファッション誌に載ったことから、公園におけるママたちの関係に注目が集まってきたとも言われています。
それ以降も、度々テレビのワイドショーや雑誌、インターネットなどで、ママ友に焦点を当てた報道がされています。
ママ友という言葉は、今や誰もが知っている言葉であり、社会の関心を集めているといえます。
しかしながら、現在でも社会問題となっているのが、ママ友同士のトラブルです。ママ友トラブルが難しいのは、複数のママ友たちから深刻ないじめを受けていたとしても、多くの場合はそれを誰にも相談できない点にあります。
たとえそれが理不尽ないじめであろうと、それを人に言えば自分に非があると思われてしまうのではないか、そして他のママ友から嫌われてしまうのではないかという不安や、そう思われたくないというプライドから、家族や友達にも話すことができないママが多いのです。
そのうちに、ひとりで悩みを抱え、心身の健康を損ねたり、家事や育児に身が入らなくなり、自分の子供にまで悪影響を及ぼしてしまうことさえあります。
このように、ママ友トラブルで苦しみ悩んでいるママたちに、少しでもその苦しみから抜け出し、貴重な子育ての時間を楽しむことができるようになっていってほしいものです。
ポイント
ママ友の起源は、公園に集まってくる母子に注目が集まってきたことから、生まれてきたとも言えます。